情報経営イノベーション専門職大学で未来研究所代表小林が特別授業を実施

2025年1月16日、情報経営イノベーション専門職大学(東京都墨田区 https://www.i-u.ac.jp/)における、平山 敏弘同大教授の特別授業『日本におけるセキュリティ企業関連でのアントレプレナー&ASM脆弱性診断サービスおよび簡易デモ(攻撃者はこうハッキングする)』において、株式会社未来研究所(神奈川県伊勢原市)代表の小林忍が講師として登壇し、講義を行いました。

左:情報経営イノベーション専門職大学 平山敏弘教授 右:弊社代表 小林忍

90分の授業時間の中で、小林は、自己の経験や脆弱性診断について講演したのち、ハッカーによるポート攻撃と防御方法を実演しました。小林の熱弁に対し、出席した学生から驚きの声や多数の質問が出てくるなど、小林と学生たちにより、白熱した授業が展開されました。

以下に、講義内容をお伝えします。

第1部:アントレプレナーとしての未来研究所代表小林の半生

弊社代表小林が、起業率日本一を誇る、進取の精神に富んだ情報経営イノベーション専門職大学の学生たちの前で、アントレプレナーとしての自己の経験を語りました。その中で、起業を意識するもしくはすでに起業している学生たちへ提言を行いました。
学生たちは、起業する際に理念だけではなく実際に立ちふさがる問題を小林から聞くことで意欲や好奇心を想起させ、小林や平山教授も交えた活発な意見交換が行われました。

第2部:ASM脆弱性診断とは

第2部では、平山教授の専門であるサイバーセキュリティ分野のうち、未来研究所の主要事業の一つである、ASM脆弱性診断および対策について小林が講義しました。「ASM」という名称がつけられた同様の脆弱性診断サービスが多種存在するなか、各社製品の相違点や、ASMツールは独自機能がどの程度付加されているかが重要であること、弊社製品イージスEWにレコナイ(偵察)ツールとしての機能が含まれていることの強みを伝えました。

イージスEWのASM機能により検出された脆弱性の修正方法を学生に教えました。そして、サイバーセキュリティ対策が不要になる世界が理想ではあるものの、現実として被害に苦しむ人が出る限り、サイバーセキュリティは廃れることはなく今後も重要であることを学生に訴えました。

第3部:ハッカーによるポート攻撃と防御方法の実演

第3部では、ハッカーによるポート攻撃のよくある例と、攻撃によりWebサイトがどのような被害を受けるかを実演し、そのうえでポート攻撃に対する防御方法を学生たちへ伝えました。

実演にあたり、演台上にLAN回線をインターネットに見立てた疑似環境を設置しました。その際、アイ・オー・データ機器製品のMPC-NCI3W1Uへ弊社がイージスEWを活用して脆弱性対策を実施した『セキュアEdge-BOX』をサーバとして使用しました。

【製品紹介】
MPC-NCI3W1U (アイ・オー・データ機器)
https://www.iodata.jp/product/nas/appliance/mpc-nci3w1u/index.htm
セキュアEdge-BOX (未来研究所)
https://mirai-cybersecurity.jp/s-edge-box/


教室の大スクリーンに、攻撃対象となる疑似Webサイト「MIRAIカフェ」が映し出され、綺麗なWebサイトがハッカーによって乗っ取られてランサム攻撃される一連の流れを小林が実演しました。

小林は、このようなハッカーによるサイト乗っ取りの実例を示したうえで、容易に乗っ取られる可能性があることを常に認識して対策することが重要である、と学生たちに伝えました。そして、ポート攻撃への対策として、4種のセキュアコーディングや設定方法を学生たちに教えました。

以上のように、小林は将来のIT業界を担う学生たちに、自らの経験、サイバーセキュリティの重要性とサイバー攻撃への対策を伝える授業を行いました。

小林は今後も、学生への講義のみならず、業界団体の研修セミナーなど、サイバーセキュリティの重要性を訴えるために講師として尽力いたします。講演のご用命がございましたらお声掛けください。


■情報経営イノベーション専門職大学(iU)
東京都墨田区文花1-18-13
https://www.i-u.ac.jp/
■平山敏弘教授
https://www.i-u.ac.jp/people/2110/